先日の記事の中で、摂氏温度の換算について次のように書きました。
アメリカ人も換算に苦労しているようです。正確な換算式は(華氏温度 - 32)*5/9ですが、私などはパッと概算で換算したい場合は、30を引いて半分にしています。ただ、どうしても誤差は出てしまいます。
アメリカ人だって大変なんです~ (単位換算)
これは私自身の反省ではありますが、この誤差がどの程度なのか定量的には把握していませんでした。今回簡単に検討してみることにしました。
縦軸:℃ 横軸: F青:正確な値
赤:近似値
緑:正確な値 ― 近似値
赤:近似値
緑:正確な値 ― 近似値
F
|
℃
|
近似℃
|
℃-近似
|
%
|
32
|
0.0
|
1.0
|
-1.0
|
-
|
40
|
4.4
|
5.0
|
-0.6
|
12.5%
|
50
|
10.0
|
10.0
|
0.0
|
0.0%
|
60
|
15.6
|
15.0
|
0.6
|
3.6%
|
70
|
21.1
|
20.0
|
1.1
|
5.3%
|
80
|
26.7
|
25.0
|
1.7
|
6.3%
|
90
|
32.2
|
30.0
|
2.2
|
6.9%
|
100
|
37.8
|
35.0
|
2.8
|
7.4%
|
グラフを書くと分かるように正確な℃数と近似値は華氏50Fの時に交わる2本の直線となります。正確な℃数と近似値は華氏50Fで一致し、これより低い温度では近似値は高目となり、また高い温度では低く換算されます。
私が、「私などはパッと概算で換算したい場合は、30を引いて半分にしています」と書いた時には暗に前提がありました。つまり、我々が通常経験している気温です。
これを見ると、その中でも40Fからせいぜい70F程度が概算として使える範囲でしょうか。
次回はScilabでのScriptを紹介します。
anne-sun
返信削除2014/09/21 22:50
この換算を中学時代に学習したことがあります、分数計算で結構面倒だったのを覚えています、今はすっかり忘れていますが。Nolanさんの換算方法、簡単で良いですが、誤差の問題があるとか、生活するには問題なさそうですが?手元に換算表を置いておけばよいですが、日本の我々の日常生活では使用することはないでしょうね?!
Nolan
2014/09/22 00:52
anne-sunさん、またまたありがとうございます!
> 40Fからせいぜい70F程度が概算として使える範囲でしょうか。
摂氏換算では10℃から21.1℃の範囲ですね。この範囲であれば、ほぼ使えます。
その範囲を超えると誤差が大きくなります。
でもこの華氏温度、本当に困っちゃいます。華氏温度に対して、感覚をある程度身につけているのですが、摂氏のほうが微妙なところではやはり体感として分かります。
ryumineko
返信削除2014/09/22 14:30
快適温度24度~25度、華氏73、4度と憶えています。意外と華氏と摂氏の換算式があることを知らない人が多い。
Nolan
2014/09/22 22:25
ryuさん、ありがとうございます。
そうですね、だいたいそう覚えますよね。まずは。あと、体温で100度Fあったらまずいということ。
>意外と華氏と摂氏の換算式があることを知らない人が多い。
そうですね、中学時代にやるとは思いますが忘れちゃいますよね。理系だとプログラミングの練習問題などで出てくるのですが。